新潟古民家の特徴

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差し鴨居造り

鉄砲梁古民家

新潟県においても特に西側、旧西頚城郡しか見られない特別な造りです・
名前の鉄砲梁とは、雪深いが故の根曲がりの木を利用した梁組のことです。

桁と角部屋の梁組を押さえるように桁から1間ごとに入っています。
桁から先・外のほうは、舟がい鼻の出に中のほうは、その曲がりをうまく利用して
建物に平行な梁組を押さえています。約1軒に20本は、入っています。

差し鴨居が少ない分 欅柱も多く入っており1間ごとに7寸から8寸欅柱が全体で
12本から15本は、あります。高床式も最大の特徴でそのため根固めは、7寸や8寸の
大引き土台でしっかり固めてあります。床下部分の柱の根が長いので鴨居の高さ
調節が容易です。。


ここ数年国や県の文化財に指定されてきています。

柱組 欅7寸角から大きいもので尺角柱まで長さ3mから長いもので5m・6mクラスまで
おえの部分から土間にかけてしっかりとした箱組になっています。大黒柱小黒柱という
くくりは、無く、部屋ごとにしっかりとた梁組と差し鴨居・胴差でおさえ
さらに6間通しや7間通しの中梁で全体を固定してあります。

それが故、井型に組まれた梁が何層にも重なり合い重厚感や面白味作り出しています。」